五臓六腑と気血水

 

私にあう漢方薬を選びたいんですけど、漢方ってムズかしくて、なにを選んだらいいかわからないんです。。。


 

漢方はムズかしい漢字がいっぱいですが、3つのことがわかると、だいたいのことはわかりますよ。

 

気・血・水(き・けつ・すい)

 

だけおぼえておけばいいでしょう。

 

また、

  • 五臓(ごぞう)
  • 六腑(ろくふ)

まで勉強すれば(とりあえず)完璧です!

 

わかりやすく解説するので安心して読み進んでください♪


 

 

身体を構成する要素:気・血・水(き・けつ・すい)

この3つだけは覚えてほしい:気・血・水

まずは、

漢方では「気・血・水」が体をめぐっていると考えます。

 

それぞれのイメージは次のようになります。

  • 「気」・・・生きるエネルギー
  • 「血」・・・エネルギーを運ぶ血液
  • 「水」・・・血液以外の水分

「水」は「津液(しんえき)」ともいいます。

 

そして「気血水」にはそれぞれ2つの「悪い」状態があります。

「気」のトラブル
気虚(ききょ)・・・・「気」の不足
気滞((きたい)・・・「気」の停滞

 

「血」のトラブル
血虚(けっきょ)・・・「血」の不足
瘀血((おけつ)・・・「血」の停滞

 

「水」のトラブル
津虚(しんきょ)・・・・「水」の不足
水滞(すいたい)・・・「水」の停滞

 

ここまでの知識があれば「セルフチェック」をつかって「1人で自分にあった漢方薬を選ぶ」ことができます。

 

ただし、漢方のしくみをしりたい人は「五臓六腑」についても読んでください。

 

【五臓(ごぞう)】 肝 心 脾 肺 腎

『五臓』について解説

『五臓』とは「肝 心 脾 肺 腎(かん しん ひ はい じん)」のことをいいます。

 

ここでポイント

「臓」は内臓の部位ではなく、「はたらき」のこと

 

例えば、「肺」で説明しますね。

 

あなたのイメージでは、『呼吸をするところ』ではないでしょうか?

 

確かに「肺」は「呼吸をする」臓器ではありますが、
漢方的にはもう1つ「肺」は必要なところに水分をとどける「はたらき」があると考えます。

 

つまり、漢方での「肺」は水分代謝をおこなうところであり、
「呼吸」以外にも、発汗のコントロールや肌に潤いをあたえるはたらきがあります。

 

このように、「肺」は西洋的な臓器のイメージではなく、
呼吸をすることでキレイな「気」を体内に入れ、体内の汚れた「気」を外に出し、
体の必要な部位に水をいきわたらせる「はたらき」があると考えます。

 

では、『五臓』について順に解説していきますね♪

 

「肝(かん)」のはたらき

肝は「血」の貯蔵と「気」の流れを調節するはたらきがあります。

 

肝が正常に機能していると、全身に「気」「血」がスムーズにめぐります。
すると、精神的にも安定して日常をいいコンディションですごせます。

 

逆に、肝のはたらきが弱まると気力がわかず、肝が強くなりすぎるとイライラしたりします。

 

心(しん)のはたらき

心は「血」「気」のめぐり(運搬)を調節するはたらきがあります。

 

心は血液を全身に運ぶはたらきと同時に、「気」も運んでいるので精神と意識をコントロールするはたらきがあります。

 

心が不調なときは「あせり」や「不安」が強くなります。

 

さらに「不眠」「記憶力の低下」などもおきます。

 

脾(ひ)のはたらき

脾は「気・血・水」に対して2つのはたらきがあります。

  1. 消化吸収を管理して栄養(エネルギー)から気・血・水をつくるはたらきがあります。
  2. 血管の管理をして血液の「もれ」がおきないようにしています。

 

脾が弱まると食欲不振、胃もたれになります。

 

また、「血」を血管内にとどめるはたらきがあるため、脾が弱まると不正出血やアザ(皮下出血)などが起こりやすくなります。

 

一方で、内臓の位置関係を正しくするはたらきもありますので、脾の低下は胃下垂や痔(じ)につながります。

 

肺(はい)のはたらき

肺は「水」を必要としている場所に配分するはたらきがあります。

 

肺は「脾(ひ)」で作った「水」を全身に運びます。

 

肺が弱まると肌のうるおいがなくなり皮膚は乾燥します。

 

また、粘膜もうすくなりカゼをひきやすくなります。

 

腎(じん)のはたらき

腎はあなたの生命エネルギーを蓄えるはたらきがあります。また、「水」の量をコントロールしています。

 

腎は生命エネルギー、つまり「精気」を蓄える場所です。
腎の低下は、そのまま活力の低下につながります。

 

腎は発育、生殖、生命力をコントロールしているため、弱まると「不妊」「性欲減退」「老化」などの症状があらわれます。

 

また、腎は「水」のコントロールもしているため、低下すれば「むくみ」「排尿トラブル」「神経痛」などがあらわれます。

 

【六腑(ろくふ)】 胆 小腸 胃 大腸 膀胱 三焦

『六腑』とは「胆 小腸 胃 大腸 膀胱 三焦(さんしょう))」のことをいいます。

 

ポイントは

「六腑」は「五臓」のサポーター

 

「六腑」のうちの「五腑」は『胆 小腸 胃 大腸 膀胱』はイメージ通りです。

 

そして、「五臓」と「五腑」の関係は

  • 肝と胆
  • 心と小腸
  • 脾と胃
  • 肺と大腸
  • 腎と膀胱

となっています。

 

つまり、「六腑」は「五臓」のサポートするはたらきがあります。

 

残りの「三焦(さんしょう)」は『リンパ系』をイメージするとわかりやすいとおもいます。
漢方的には「水」の調節をしています。

 

「三焦」が不調になると「5臓」に熱がたまり、「のぼせ」「頭痛」「血圧上昇」などのトラブルがおきます。

 

 

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