突然泣きたくなる.。。。動けない。。。わたしどうしちゃったの!?|PMS生理前症候群

【月経前症候群|PMS】突然泣きたくなる。。。

生理前になるとものすごくだるいくて涙が出てくる・・・私って弱い人間か??

 

もしかしてあなたは生理1週間前あたりから、頭痛・肩こり・腹部痛・イライラ感・気分の落ち込みなどを経験していませんか。

 

 

とは言っても、生理が終わるとピタッと症状がなくなる。でまた生理前に症状が出てきて苦しさを感じる。

 

 

それが『月経前症候群PMS』です。月経前症候群PMSは2種類の症状が同時におきます。

  • 身体的トラブル
  • 精神的トラブル

『身体的トラブル』と『精神的トラブル』は異なる症状のように見えるんですが、共通しているのは生理が始まる(または終わる)と何事もなかったように症状がなくなります。

 

 

もしあなたが、周期的に症状を繰り返しているならPMSを疑ってみてください。実は、女性の80%の方がこの症状で悩んでいます。

 

安心してください。決してあなたが弱いからではありません。

 

 

『月経前症候群』についてズバッと解説しています。

PMSの治療薬は3種類あります

 

症状や重さにより治療薬は次の3種類に分けられます。

  • 痛み止め
  • 漢方薬
  • ホルモン剤

どのタイプの薬で治療するかは、あなたの症状・体質・症状の重さなどで決まります。

 

 

まずは、あなたがPMSなのかチェックしてみましょう。

 

月経前症候群セルフチェックリスト

 

PMSで苦しんでいる人は『傾向』があるといわれています。以下にチェックリストをを載せました。ちょっとやってみてください。

セルフチェックリスト
自分はまじめだと思う
執着心が強いと感じる
負けず嫌いな性格だ
ついつい自分に厳しくしてしまう
依存性が強いほう(食・物・酒・たばこ・恋人・友人・性交渉など)
ストレスによって病気になったことがある
完全主義
好きなものばかりを食べる
妄想・空想しやすいタイプだ
コンプレックスがある
他人を頼ることだ苦手だ
律儀だと思う
こだわりが強い性格だ
すべてを自分でやり抜きたい
普段は感情をあまり表に出さないクールなタイプだ
生活リズムが変則的
生理は不必要と考えている
几帳面な性格だ
いつもなんとなく不調だ
便秘や不眠が続いている

 

どうでしたか?チェックが5~10項目の人は「PMS予備軍」、10項目以上ある人はPMSの傾向が強い人です。特にあなたが「好きなものばかりを食べる」「几帳面」「完全主義」の項目にチェックがある場合はPMSの可能性が高いです。

 

 

上のチェクリストでおおまかに『PMS』傾向は確認できると思いますが、『もっと正確に知りたい』方は次のことを実践してください。

  1. 基礎体温を3か月程度つける
  2. 備考欄に日付と体調や出来事(特に感情的になった出来事)、感じたことなど記録する
  3. 何事もなく、ストレスなく過ごせた日には丸印を付ける
  4. 基礎体温と体調・出来事を比較する

あなたがこの記録をみて『なんか関係がありそう』とおもったら「PMS」の可能性がありますので、相談できる薬局や医療機関で話をしてみてくだい。その時は「基礎体温表と記録」を忘れず持って行ってくださいね。

 

 

月経前症候群に使う主な薬を紹介します。

まずは、あなたの症状により使う薬を確認していきます。あなたの症状と使用する薬の一覧を載せますので、ざっくり見てください。

 

生理前症候群の症状と治療薬一覧

月経前症候群にはこんな症状があります。
表 生理前症候群の症状
『生理前身体的トラブル』と『生理前精神的トラブル』

生理前の身体的トラブル 生理前の精神的トラブル

・頭が痛い
・肩がこる
・生理前なのに腰や下腹部が痛い
・生理前は便秘・生理後は下痢になる
・生理前になると「むくみ」がひどい
・胸が張って痛い
・食欲が異常である/極端に食欲がなくなる
・眠れない/異常に眠い
・だるくて、疲れてしょうがない
・めまい・耳鳴り・吐き気がする

・情緒不安定になり涙もろくなる
・無気力になる
・理由もなく憂うつになる
・ちょっとしたことで死にたくなるほど落ち込む
・イライラして怒りっぽくなる
・自分を否定する/悲観的になる
・性欲が異常に増す/減退する
・些細なことで彼氏とケンカする
・異常なくらい掃除や整理整頓をしたくなる
・衝動買いをする

 

月経前症候群PMSは上の表のような「身体的症状」と「精神的症状」が複合して現れます。1種類の薬で効果があるときもあれば、複数の薬を同時に使用する場合もあります。あなたがチェックしていて症状が

『精神的トラブル』 > 『身体的トラブル』

と、精神的なトラブルの方を強く感じたら「月経前不快気分障害(PMDD)」という別の病気の可能性があります。その時は婦人科よりも心療内科や精神科を受診してください。

 

ではつぎに、それぞれの薬が「どうして効くのか」をみていきましょう。

 

痛み止め

 痛みには共通の反応があります。一般的に、あなたが痛みを感じるときには、痛みのもとであるプロスタグランジンという物質が身体の中をめぐっています。

 

痛み止めは、この痛みのもとであるプロスタグランジンが造られないようにするための薬です。この作用によりあなたは痛みから解放されます。

 

生理前に頭痛・関節痛・筋肉痛などの症状があるときには「痛み止め」を使います。

 

漢方薬

漢方は体格や性質などにより効果にバラツキがありますが、女性特有のトラブルには効果的です。ぜひ利用してください。

 

表 PMSによく使われる漢方薬

漢方薬 症状・効果

五苓散
(ごれいさん)

むくみをとり、頭痛や吐き気を抑える。利尿効果もある。

加味逍遙散
(かみしょうようさん)

神経の興奮を鎮めるので、不眠・疲労感・頭重感・イライラ感に効く。怒りっぽいときにも効果的。

半夏厚朴湯
(はんげこうぼくとう)

東洋医学では「気」とは生命活動の根源的なエネルギーを意味します。ふさがった気分を開く薬といわれ、胸のつかえや息苦しさ、動悸・めまい・息苦しさに効果あり。

当帰芍薬散
(ときしゃくやくさん)

やせて体力のないタイプの女性に使われます。血行障害やうっ血などを改善し、肩こり・めまい・冷え性・生理痛に効果あり。

桃核承気湯
(とうかくじょうきとう)

体力が中等度以上でアスリートタイプの女性に使われます。骨盤内の血行をよくして、月経不順や月経困難症、月経痛を緩和します。月経時の精神不安にも効果あり。

桂枝茯苓丸
(けいしぷくりょうがん)

体力が中以上で、赤ら顔、のぼせやすいのに足が冷え、下腹部が張る感じがする人に向く薬で、月経異常、更年期障害などに用いられます。

 

参考:自然を科学するツムラホームページ URL:http://www.tsumura.co.jp (閲覧日2018年9月10日)

 

 

低用量ホルモン剤(ピル)

現在、PMSの主な要因は女性ホルモンの変化と考えられています。特に生理前のエストロゲンとプロゲステロンの急激な変化がPMSを発症させます。

 

一例ですが、生理前、つまり排卵が起こるとエストロゲンは急激に減少します。エストロゲンの減少することで、興奮抑制・血管収縮作用を持つセロトニンも減少します。このため興奮しやすくなり、不眠やイライラ感などが出やすくなったり、血管拡張により片頭痛がおきます。

 

一方で、排卵をきっかけにプロゲステロンが急激に増加します。プロゲステロンは水分を体内にとどめる働きがあるため、むくみが起きてしまいます。

 

以上のような女性ホルモンの急激な変化によりおこるPMSを解消するため『人工的に妊娠状態」にして、ホルモンを安定させるのが低用量ピルになります。継続的に低用量ピルを服用することでPMSから解放されます。

 

さらにPMSが重症なときは脳から直接出ているホルモン(ゴナドトロピン放出ホルモン)をコントロールして重症PMSの治療を行うこともありますが、副作用が強いため慎重な対応が必要となります。

まとめ

わけもなく泣きたくなったり、ちょっとしたことでひどく落ち込んだり、ケンカしたり、また便秘と下痢を繰り返したり、一日中頭が痛かったり、動けないほど身体がだるかったり。。。

 

 

他人からみると「扱いづらいやつ」とか「なまけてるんじゃん」なんて思われがちな病気がPMSです。他人から理解されにくい病気ですので、自分がPMSであることを伝えてください。

 

わたしもPMSのことをもっと多く人知ってもらうよに発信していきます!

 

でもまずは、自分がPMSであることを確認してください。記事中にも紹介した「基礎体温と体調・出来事記録法」は面倒でなければぜひ実践してください。自分の不快感が正確に理解できるだけでも気分が晴れます。

 

 

参考図書:池下育子著 「PMSの悩みがスッキリ楽になる本」(東京書籍)

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